もの。手に取ることのできる確かなもの。目には見えるがすぐに消えてしまうもの。デジタルテクノロジーの進化によって、フィジカルとヴァーチャルの境界線がシームレスになりつつある今、改めて、ものとは何か?
ものものしいものもあれば、もの哀しかったり、もの憂かったり、なんとなく曖昧なものもある。もののあはれ、のものとはなにか? そんな有形無形のものたちを紡ぐストーリー、物語とは何か?
あらゆる物語のパターンは既に語り尽くされてしまっているというのは本当か? 新しいメディアの出現によって、今までとは全く異なる感情やドラマツルギーが生まれる可能性は本当にないのか?
メディアの一大変革期の今こそ、物語を考えることはますます面白い。
新しいものの見方を提示したい。モノ・カタリ。
大岩直人。 naotoiwa
creative director, curator, writer&photographer